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ブックマークに溜まった怖い話を集約
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心霊スポットの地下 2/2
死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?260

736 :本当にあった怖い名無し:2011/04/09(土) 00:28:00.59 ID:q0gKb6cs0
すると彼は少し振り払うように腕を動かし、私はその感触もあってか手を離すと、
とぼとぼと玄関の方へ歩いて行き、ドアを開けて出て行きました。
私もすこし待って、下のマンションの玄関あたりを観察しようと思いドアに向かうと、
部屋とドアの間にあるトイレのドアが、ドォン!!!と激しい音を立てました。



私は少し警戒しながらトイレのドアを開けましたが、誰もおらず、いつもと変わらぬ光景でした。
すると次は、流しの上の観音開きの小さな戸棚から、ドォン!!と激しい音が聞こえてきました。
なんやねんと思いつつもその戸を開けてみると、
そこには30代後半くらいの男性の顔があり、じっとこちらを見ていました。
私もその男も、じっと少し睨む様な感じで、お互いの目を見ていました。
そして私はなんとなく、「どうせなんか言うても黙ってんねやろ」と口を開き、戸棚を閉じました。

その後、夕方まで特になにも起こらず、少し睡眠をとったりした後、
当時勤めていた職場であるお店に向かいました。
そこでよく「この店は出る」等とよく言っていた、
自称『霊感がすごい』大学生のアルバイトの女性(Hさん)に、昨晩泊まった心霊スポットについて尋ねました。


671 :本当にあった怖い名無し:2011/04/08(金) 21:51:39.87 ID:kja+wGxR0
「Hさん、○○(心霊スポット)って行った事あります?」
「あるよぉ。あるけどもう絶対行きたぁない!」
「やばいんですか?」
「やばいやばい、絶対やばい!あそこ行くん!?」
「行かないですけど、地下がやばいとかって聞いたんですけど」
「だって地下で死んでんやろ!?」
という風なやり取りをした後、あそこはどういう場所か知っているかと聞くと、
更正施設(?)のような所で、どうしようもない不良や、知的障害の人等が収容されてたとかなんとかと、
聞いた話で確信はないが、という風な感じで教えてもらった。これも有名な話らしかった。
私は少しだけ自分の考えと繋がった気がして、坊主頭の彼を思い出した。

仕事中、携帯電話は基本事務室に置いていたのですが、
アルバイトの従業員が「なんかずっと鳴ってますよ」と、私に報告してきました。
私はなんだろうと思い、携帯の着信を確かめに事務室に向かうと、
確かに携帯は、まだ着信のバイブレーションで震えていました。


672 :本当にあった怖い名無し:2011/04/08(金) 21:52:48.17 ID:kja+wGxR0
『あ、つながった』
それは先輩Aからの着信で、出てみると、
『なんか(友人)がずっとおかしいねん!!頼む、ちょっと来てくれ、頼む!!』
と、必死に懇願してきました。
その後ろから、叫び声がずうっと聞こえてきていました。
これはただ事ではないと思い、オーナーに電話をかけ許可を取り、
他の従業員に「少し頼みます」と事情を説明した後、友人の家に向かいました。
友人も一人暮らしで、先輩2人と先輩Aの彼女の3人は、よくそこを溜まり場にしていました。
そしてその日も、4人でその部屋に居た様でした。

あまり離れていなかったこともあり、30分弱で友人宅に着きました。
部屋に入ってみると、
「あああああ!!」とひっきりなしに叫んでいる友人と、友人を抱えた先輩B、泣きはらした顔の先輩Aの彼女、
飲ませようと思っているのか、水の入ったコップを握りしめた先輩A、
知らないおばさん(後で聞くと大家さんでした)の5人がそこにいました。


673 :本当にあった怖い名無し:2011/04/08(金) 21:55:21.57 ID:kja+wGxR0
私は先輩Aに、「こいつ知らん所でクスリでもやってたんか」と、攻めるような口調で尋ねました。
先輩Aは「そんな事するわけないやろ!!とり憑かれたんちゃうんかこれ!?」と、
半ばパニックになったような感じで、「なんとかなれへんのか!?」と私に言いました。
そう言われてもどうしていいのか分からない私は、とりあえず先輩Bに代わって友人の肩を掴み、
「(友人)、どないしたんや。落ち着け」と声をかけました。
しかし、友人は私の声など聞こえていないようで、叫び声を上げるだけでした。
以前、友人の姉が狐にとり憑かれた、という話を聞いた事がありますが、
それも友人が、心霊現象が苦手な要因になっている事もあるのだろうと、
「大丈夫や、こんなもん気の持ち様や。しっかりしろ」と、耳元で声をかけました。
しかし、友人は叫び声を上げるだけでした。口の端が泡だってきているほどでした。
たまりかねた私は、「黙れ、落ち着け!!」と大声を上げて怒鳴り、髪の毛を掴んで顎をしゃくりあげました。
すると、友人は叫ぶのをやめたかと思うと、「ふぅぅ ううっ!!」と甲高い声を上げたかと思うと、
私の腕に顔をうずめるようにしがみついて来ました。
私は友人に、「どうした、もう大丈夫なんか」と聞くと、友人は顔を埋めたまま首を横に振りました。
「とりあえず水飲もう」と友人から離れようとすると、
叫び声をあげ私の名前を二度叫び、「離れんといてくれえ!!」と泣き声で言いました。
しかたなく私は、その状態で30分くらいの間じっとしていました。


675 :本当にあった怖い名無し:2011/04/08(金) 21:56:26.58 ID:kja+wGxR0
ある程度落ち着いた友人が、子供のようにせがむのをなんとか言い聞かせ、
先輩Aの彼女に代わりに様子を見てもらい、先輩A、Bの二人と大家さんと部屋の外へ行き、
大家さんにひとしきりお詫びして、3人で話し合いました。
(大家さんは、近所の苦情があったのと、隣に住んでいたため来たようです)

私は「やっぱり○○行ったせいかな」と、先輩Bにも足を掴まれた件を話し、
部屋にいたジャージの男や、戸棚の顔についても2人に話しました。
すると先輩Bが、「お前が怒らせたからちゃうんか」等と言う事を言い出しました。
「怒らせたって、泊まったから?」
「なんかしたんちゃうんか」
「寝ただけやがな」
「それで怒ってんのちゃうんか」
私は「幽霊を?」と少し笑いながら尋ねると、
先輩は急に「もういやや」と頭を抱え、タバコを吸いだしました。
私は少し呆れながら、先輩Aに「どうする?」と尋ねました。
「お祓いしてもらうしかないんちゃうんか」
「あんなもんアテになるんかいな」
「だってそれしかないやろうが」
「怒ってんねやったら、謝ったらええんちゃうん」
「誰によ」
「○○(心霊スポット)行って、幽霊に」
「おい、また行くんか!?」
「だって家かえって、ジャージとかがまた出てくるかどうか分からんし」
「絶対嫌や 行くんだったら一人で行けや」
「別に来いゆうてへんがな」
というやり取りをして、「また(友人)が叫びだしたら電話して」と先輩Aに頼み、
私は自分の家に車を取りに戻り、廃墟へ向かいました。


694 :本当にあった怖い名無し:2011/04/08(金) 22:50:12.99 ID:kja+wGxR0
夜中だった事もあり、自分で運転してみると、
廃墟へ向かう山道は中々際どいカーブなどがあって、一層危険に感じました。

一度道を間違えましたが、なんとか昨日の廃墟に着いた私は、
そこでライト等を何も持ってきていないことに気付きました。
とりあえず外側から廃墟に向かって、「すいませんでしたー」と少し大きめな声で一声かけました。
が、何も反応はありませんでした。
「なんか反応してよ・・・」と独り言をつぶやいた反面、
「俺なにやってんねやろ」と、少し気恥ずかしい感じでもありました。

私は携帯電話の明かりをあてながら廃墟を歩き回り、
「一晩泊まったからって、そんな怒らいでもええやんかー」
「帰れーゆうてくれたら、歩いてでも帰ったのにー」
と、誰もいないのに、独りで言い聞かせるように話しました。
正直、ほとんど明かりもないのに行くのは嫌だったのですが、
「やっぱり地下なんかなあ・・・」と思った私は、地下に向かうことにしました。

地下に向かうと、前には感じなかった人の気配を一気に感じました。
「おおっ、これは・・・おるなあ」と、気丈に振舞うためかわざと口に出し、
「いきなり後ろに立ってるとかはやめてね」と言い、地下の真ん中あたりまで歩きました。
ほとんどなにも見えず真っ暗でしたが、そこで立ち止まり、
「もう来えへんから。ごめんね」と、誰かに言うように言い、少し待ちました。


695 :本当にあった怖い名無し:2011/04/08(金) 22:51:16.46 ID:kja+wGxR0
しかし何も起きず、更に10分くらい待っていると、気配もなんとなく無くなった感じがしました。
なので、最後に「出てくるんはええけど、俺のとこだけにしてね」と言い、地下を出ました。

車に戻り、すこしだけ廃墟の外観を眺めた後、山を降りるため車を走らせました。
運転しているのに足を掴まれては適わないので、できるだけスピードを落として走行していました。
すると今度は、後部座席から肩を掴まれました。
最初は掴むだけで、どんどん爪を立ててくるような感じでした。
私は「いったぁ・・・」と言いながらも、事故を起こさないよう、
できるだけ安全に、気にしないよう車を走らせました。
どんどん爪を食い込ませる力が強まり、痛みはどんどん大きくなっていきました。
そして、いつまでも爪を立ててくるその手に腹が立ち、広めの道路の脇に車を止め、
「ちゃんと謝ったやんけ、調子のんなハゲェ!!」と怒鳴り、後ろを振り向きました。
暗いながらも、もの凄く剣幕な顔をした女性が、私の肩に手を伸ばしているのが見えました。
心の中では、うわぁ・・・こっわぁ~~・・・と思いながらも、
その女性を真っ直ぐ見つめ、「なんやねん」と機嫌が悪そうに言うと、
爪を立てる力がかなり緩くなり、やがて触れられている感触もなくなりました。
とりあえず私は、「いや、ホントすみませんでした。もうあそこ行かないですから」と言い、
「じゃあ僕前向くんで、その間にどっか行ってね。お願い」といい、前を向いて、車を走らせました。

曲がり道が減ってかなり安全になってから、後ろを振り返ると、
その女性はいなくなっていて、ホッとしました。


699 :本当にあった怖い名無し:2011/04/08(金) 22:52:23.90 ID:kja+wGxR0
二日後、また先輩Aから電話がかかってきて、友人が叫びだしたと言われ、友人宅へ向かいました。
私は横になり叫ぶ友人を見下ろしながら、
「もうええってお前。落ち着け」と声をかけても、一向に叫びやまないので、
「お前ホンマ、静かにせえへんと本気で殴るでー。はい5、4、3、」
とカウントすると、友人は静かになりました。
「何やお前それ、くだらん演技すなよ」と呆れたように言う私に、
友人は「演技じゃない。急に意識が戻った」と訴えかけてきましたが、私にはどちらでもよく、
その後、友人がとり憑かれたかのように叫びだす事はなくなりました。

お話は以上です。
今でもたまにおかしなものが見えたりしますが、私は元気です。
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