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ブックマークに溜まった怖い話を集約
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寝言に返事してはいけない
よく寝言に返事しちゃだめ、っていうじゃないですか。
私が寮に居た時に流行ってたというか、皆その話をしてた時期があったんです。
皆情報源もばらばらなんで、言ってる事もばらばらで
寝言を話してる人に話しかけるとその人が狂う、死ぬ、夢遊病になるとか、
逆に話しかけたその人に不幸がふりかかるとか、口げんかして負けると死ぬとか。



498: 本当にあった怖い名無し:2011/12/23(金) 05:33:54.49 ID:8oMuYefF0
まあ皆そんなの迷信だと解り切っていました、試した事もありますが別に何も無かったんで。
そんな噂もね、すぐに誰それがつきあったとか惚れた腫れたって風化していきましたね。

で、夏休み直前の出来事だったんです。
夏休みって言っても親の都合、再試の都合やらで皆が一斉に帰れるわけじゃなくて
寮には10人前後残ってたんです。


499: 本当にあった怖い名無し:2011/12/23(金) 05:40:33.09 ID:8oMuYefF0
夜はテレビ室に皆枕を持ち寄って雑魚寝してました。
その夜はなんか映画だかやってて遅くまで起きてたんですよ。
数人力尽きて寝てましたけど。

その数人の中にTって、学校でもちょっと不思議ちゃんで通ってる子がいまして。
Tが寝言を言いはじめたんですね。
うなされてるというよりは、なんだか言い争ってるような感じでした


502: 本当にあった怖い名無し:2011/12/23(金) 05:52:26.54 ID:8oMuYefF0
T「だめだよ、今は遊べないよ、だめだって、言う事を聞いてよ」
そんな事を繰り返していたんです。
周りの私達はそういえばあんな噂あったよねーなんて話してて。
じゃあちょっと話しかけてみようかってある女の子が言い出したので
丁度となりにいた子が「なんでよぉ、遊ぼうよぉ」ってTに話しかけたんですね。


503: 本当にあった怖い名無し:2011/12/23(金) 05:56:16.40 ID:8oMuYefF0
Tはますます「遊べないって言ってるでしょ」と眉をしかめていました。
反応が面白くて、皆笑いを抑えるのに必死。
「誰なの?」なんてある子が聞いたら、Tは「妖精さん」なんて不思議ちゃん発揮してました。
次々にいろんな子がTに話しかけて、そろそろ寝かしてあげようか?って話をしはじめた
その時ですね。


504: 本当にあった怖い名無し:2011/12/23(金) 05:58:52.08 ID:8oMuYefF0
Tの形相というか、顔がなんだかひきつった感じになって
「嫌だぁ、そっちは行きたくない、助けてえ!」って大声で叫ぶんですよ。
寝てた子も飛び起きちゃうほど大きな声で。

そんなTに私達も、えっ!?と思って。
とりあえず私が「おきて!」ってTの肩を揺さぶったんですけれど、ぜんぜん起きる気配無くて、
むしろTのうなされようが増して酷くなるんです。


505: 本当にあった怖い名無し:2011/12/23(金) 06:03:33.86 ID:8oMuYefF0
イヤだあ!やだやだやだ!誰かあ!って本気で叫んでるTは絶対に目を開けようとしないんです。
顔をひっぱたいたり、体を大きく揺さぶったり、耳元で叫んでも
全く起きないんですよ。
私も周りの子ももう驚きが恐怖になっちゃって、どうしようもなかったです。
髪を振り乱しながら汗だくでうなされるTを見てたら、何にもできない。


506: 本当にあった怖い名無し:2011/12/23(金) 06:07:54.06 ID:8oMuYefF0
そんな中でTがおもむろに腕を体の側にぴったりつけて、体を起こしては寝、起こしては寝って
まるで機械の様に繰り返しはじめて、もう私達はヒッとしか声出ませんよ。
で、止まったんです。

それまた機械のように、ぴたりと。
固まってた友人がTにかけよってみると、まあただ寝てるだけで
「なんだあ!やっぱり不思議ちゃんだわ~」


509: 本当にあった怖い名無し:2011/12/23(金) 06:11:26.08 ID:8oMuYefF0
なんて声をあげるので、私含めて皆で「なんだあ」と安堵の息をもらしたんです。
その後私も「もう、驚かしてえ」とふと顔を覗き込んだんですよ。
そしたら、目を思い切り開けて、ヘヒヒって唇を真横に伸ばしきりながら笑ったんです。
そんなん、私が驚きですよ、「エッ!」て声あげても皆別に気にはしてなくて。


510: 本当にあった怖い名無し:2011/12/23(金) 06:16:00.77 ID:8oMuYefF0
よく見たら、Tはすうすう寝息たてて寝てるし。
自分がおかしくなったの?と思いましたけど…だけど、やっぱりTがおかしくなってました。

私にだけ、あの目を開けるだけ開いて唇をグイッと伸ばしきる笑顔を、目が合うたびにされてね。
実はもう限界に近いかも。これ思い出すたびにあの笑顔が脳裏によみがえっちゃって。
連れて行かれたんだよ、あの子は。
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